花柳琴臣は10歳で日本舞踊の初舞台を踏み、20歳で日本舞踊家としてデビュー。現在、社会貢献活動や教育活動など、舞踊家の域を超えて活動をし、唯一無二の舞踊家として生きている。
小学生・中学生の頃描いていた「夢」とは。22歳での余命宣告と復活。決して順風満帆とはいかず、悩み、人生を選択してきた。その中で生まれた強い想いとは。
「生かされている命であること」の気づき。「人の笑顔のために」とこだわる心の意味。
子どもたちへ、また、社会に生きる人々へのメッセージ。そして日本の伝統芸能を体感していただこうと、歌舞伎の表現を体験いただきました。
「手」の指を綺麗に揃えることで女方や綺麗な表現ができます。また大きく指を広げると、強い役に見えてきます。さらに、指を曲げてみると、動物や鬼などの表現になる楽しみがありました。
首を曲げて対象物を見る「三つ首」という表現や、歌舞伎といえばこれ!「見得」を体験。気分は歌舞伎役者です!
気分が高まったところで、実演を鑑賞します。桃太郎のストーリーを一人で演じ分けることが眼目の作品「日本一の桃太郎」をご覧いただきました。
おじいさん、おばあさん、桃太郎、犬、猿、雉、鬼など、どんどん役が変わっていくたびに、大きな歓声が上がりました。
音楽は歌舞伎浄瑠璃である「義太夫」ですが、わかりやすい詞に、子供たちも自然に日本の音楽を感じてくれました。
ますます美しい園を目指していってくださいませ!